中国のレストランで配膳ロボットが活躍中?


日本よりも先に中国でレストランの配膳ロボットが普及しているようです。

具体的にどんなロボットが導入されているのか、しらべてみました。

ロボット生産企業の存在

パンリゴンロボットという中国企業があり、累計1000台以上もレストランで配膳作業を行うロボットを出荷しています。

パリゴンロボットは中国のレストラン向けのロボットメーカー最大手の企業で、70%の市場をシェアしているということなので、ほとんどレストランの配膳ロボットはこのパンリゴンロボット製なのでしょう。

どんなロボット?

どんなロボットが中国のレストランで働いているのか気になりますよね。

パリゴンロボットの特徴は、必要最低限の機能だけを残し、複雑な機能をなくしている点だとされています。

実際の配膳ロボットの外見は人型で料理をのせる配膳台を持っています。

配膳台は可動式ではなくロボットに固定されており、ロボットは配膳台に料理をのせて運びます。

ただしロボットのアームは固定されていますので、料理を上げたり下げたりするのはお客や従業員が手動でやることになっています。

ロボットは決められた経路を通り、料理を運ぶ役割に専念するわけですが、レストラン内で動き回るロボットなので顔や手がついたような感じの人っぽいイメージのある外見をしています。

決して洗練された外見をしているわけではなく、むかしの科学館や絵本で見たようなイメージの懐かしさのある見た目です。

ですが、パリゴンロボットはあくまでも完璧さを求めたのではなく、現場で役立つロボットを投入することを最優先にしていると言います。

すでに2年以上運用していて、事故は1件もないそうです。

ロボットの技術は?

単純に心配になるのが、ロボットが運んでいる料理を他人が盗んでしまうことや、子供がロボットにぶつかるなどの事故が起きたりしないのか、料理にいたずらされたりするリスクをどうするのかと言う点です。日本だと、こういう懸念があってなかなか実用化されなさそうですよね。

パンリゴンのロボットが移動する仕組みは工場で働く無人搬送機と同じで、磁気テープによる誘導です。

あらかじめ店内の床に磁気テープを張り巡らせておいて、その経路のみをロボットがたどるという仕組みです。

ですが、飲食店の床は水で掃除することが多いために磁気テープの破損や剥がれたりと言った問題があったため、自動的に自己位置を認識できるSLAM機能を搭載したロボットの導入を始めました。

この技術の関わっているのは実は日本です。

電気通信大学大学院情報理工学研究科教授の長井隆行氏の研究グループが協力を行っています。

レストランの実環境でサービスを行うロボットを商用レベルで運用する機会が研究者にとっても魅力的であったということです。

でも、日本のロボット開発技術が中国で先に実用化されるのは喜ばしいような、少しさみしいような気もします。

パンリゴンロボットでは日本への進出も予定されているようです。日本のロボット企業はどのように受け止めているのか気になります。

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