介護ロボットの問題点3つ!コストだけではなかった普及への壁とは?


現在、ロボットの開発は、介護分野において、続々と新製品が開発・発表されています。

しかし、そこにはいくつかの問題点があります。

介護ロボットが高額すぎる

まず1つ目の問題点は、非常に高価なロボットが多い、ということです。

もちろん、新しい産業分野のものですから、開発に非常にお金がかかるのは仕方のないことですし、今後、普及が進めば安くなるでしょう。

ですが、今のところ、あまり手軽とはいえないものが多いのが現状です。

これについては、実用化されているロボットでは、レンタル・リースなどの方法で、導入費用が安くなるように工夫している企業が多いですが、それでもまだ、費用総額は高額になるケースが多いようです。

この点については、行政による補助金も充実しつつあるようです。

市場原理だけでは上手く行かない場合には、やはり行政の支援が重要になります。

しかし、これも補助金の申請が予想より非常に多く、予算不足に陥ってしまったこともあるようで、期待に対して予算が追いついていないのが現状のようです。

とはいえ、財源の問題もありますし、高額な価格設定をしているものを漫然と税金で補助してよいのか、という問題もあり、適正な補助はどの程度なのか、を見極める点にも問題点があると言えそうです。

介護ロボットに習熟するための時間・コストの問題

2つ目に問題点として挙げられるのは、まだ、誰にでも簡単に扱える、とまでは言えないことでしょう。

実用化されているものでも、最初は専門のスタッフの指導を受けながら使うことが求められていることが多いです。

また、リハビリを指導する側の訓練が必要になるということは、介護・リハビリ支援の現場で、それを習熟するための時間・コストが必要になってしまい、現場の負担になってしまうということです。

iPhoneなどが、直感的な操作で、触れば動かし方が分かるという評価が多く、爆発的に普及したことを考えると、使えるようになるまでに手間がかかってしまうものは、まだ普及にハードルがあるといえるでしょう。

介護現場では歓迎されていない?

また、3つめの問題点としては、現場の声として、「1つの作業に特化しているもの」の不便さ、という点が挙げられているようです。

例えば、介護スタッフの足腰をサポートするロボット(ウエアラブルロボットなどと言われるもの)は実用化が進んでいますが、まだ重く、大きなものが多いため、日常的に身に着けたまま作業をすることは、まだ難しいようです。

そうすると、ロボットを必要なときだけ身につけ、終ったら外す、という作業が余計に増えてしまいます。

トータルの手間・時間で考えると、それほど便利とは言えない、という現場の不満はあるようです。

特定の作業に非常に役立つ、というのは、画期的なことではあるのですが、多種多様な業務をこなす現場のスタッフにとっては、それだけでは便利とは限らない、という難しい問題のようです。

このように、まだ様々な問題があるようですが、技術や、行政、現場への導入の取り組みなど、様々な角度からの検討・改善が求められています。

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