DMMという会社の名前は、テレビ等でもよくCMをしていて、聞いたことがある人も多いでしょう。
DMM社は非常に多岐にわたる業種を展開しています。
テレビなどではゲームや、動画配信などが有名ですが、3Dプリントの出力サービスなど、そのサービスは様々です。
そして、最近非常にホットな、「ロボット」についても、DMMは販売しています。
DMM.make ROBOTSでのロボット販売
DMMは、「DMM.make ROBOTS」というサイトで、ロボット製品の紹介、販売を行っています。
その内容も、いわゆる人型ロボットにかぎらず、むしろ多種多様なロボットを積極的に販売しているようです。
例えば、人型ロボットの「パルミー」、「ロボホン」などに加えて、犬型の「チップ」、置き物型の「タピア」、人形のような「ボッコ」、さらには、いわゆるドローンの、空を飛ぶ「ドビー」などがラインナップされています。
このように多種多様なロボットを販売しているのですが、その理由の1つは、別の会社が既に英語圏などで販売しているロボットを取り扱う代理店のような役割をしていたり、日本語化・ローカライズされたものを扱っている、という事情もあるのでしょう。
DMM.make ROBOTSがあなたの悩みを解決してくれるかも?
しかし、DMMの販売サイトを見ると、もう1つの見方ができると思われます。
それは、多様な人のニーズや、ロボットに求める役割が色々な場面にあることに合わせている、という見方です。
販売サイトを見ると、「どのようなロボットが欲しいか」ではなく、見に来た人が「どんな悩みを持っているか」を問いかけるようになっています。
つまり、ロボットがあって、それを見て選ぶということもできますが、まず、人それぞれの悩みがあって、それを和らげたり、解決したりするために、役に立つロボットを提案する、というような流れだということです。
例えば、子供を一人にするのが心配だ、というご両親のためには、見守り機能のあるロボットを提案するというものです。
だからこそ、動かない置き物型、人形型がある一方で、車輪を備えた犬型や、ヘリコプター型など、幅広い場面に対応できるロボットをそろえている、と言えるのではないでしょうか。
ロボットを自社開発している会社では、画期的なロボットではあっても、それを使いたい人のシチュエーションは限られる、ということは、往々にしてあります。
DMMの場合、自社開発にこだわらずに、幅広い使い方を提案していける、ということかもしれません。
作り手へのサポートも積極的なDMM
また、ロボットを使いたい人だけでなく、ロボットを作りたい人のことも積極的にサポートしていく姿勢を打ち出しています。
「PLEN.D」「Jimu Robot」といった、自分でロボットを組み立てて、仕組みを学び、新しいロボットを生み出せるような製品もラインナップされています。
特に、Jimu Robotは、子供がロボットを学びやすいように工夫されているようなので、これからのロボット技術や、ロボットとともにある文化の発展という意味では、大きな役割を果たす可能性があります。
まとめ
このように、DMMのロボット販売は、多様な人と、未来を見据えた展開をしていると言えるでしょう。