Kibiroは服を着たロボット?何ができるの?本当に便利?


Kibiro(キビロ)とは、FRONTEOコミュニケーションズ社が開発したロボットです。全髙20センチくらいで上半身は人の形をしており、丸い大きな頭と目が特徴的です。

ロボットといえば、これまではなにかを作る、作業するといった産業用ロボットの役割を思い浮かべる方も多くいました。

しかし、Kibiroの場合は物質的な作業ではなく、使う人との会話・コミュニケーションを主眼に置いています。そのためか、あえて足は無く、テーブルの上等に置いておけるようになっています。

Kibiroの特徴は?

https://youtu.be/stcj9kPiy2Q
一口にロボットといっても、Kibiroのような形態だけではなく、二足歩行のできる他のロボットも多いです。むしろ、そちらのほうがメインといっても過言ではないでしょう。たしかに人間と同じような2足歩行をするロボットは見てて面白いし、高度な技能が要求される進んだ技術です。

しかし、テーブルの上にいつも置いておいて話をするにはむしろ、転ぶ心配がなく安定性の良い置き物のような形が優れているという考え方なのでしょう。また、外見上の大きな特徴として、kibiroは服を着ています。

ホームページで紹介映像を見ると、2種類の服が出て来るため着せ替えもできるのでしょう。季節に合わせたり、好みの服を選んだり、よりパートナーらしさがアップしそうです。

また、多少頑張れば手作りすることもできそうです。もしかするとkibiroから、ロボットに服を着せて楽しむ流れが生まれていくかもしれません。現にコミュニケーションロボットの代名詞的存在ともなったソフトバンクのPepperも、店頭でユニフォームを着用した姿を見ることも多いです。

Kibiroはなにができるの?

kibiroの機能面での特徴としては、人と会話をすることができる以外にも、その人の趣味・好みなどを覚えてくれて、新しい提案をしてくれるということも挙げられます。

例えば、今までの会話や本人がSNSやブログなどに書いたことから、好みの傾向を把握してそれに合わせた飲食店などを検索、紹介してくれる機能があるようです。このとき、お店のデータは、口コミなども収集して幅広い情報から判断できる機能が備わっているようです。

自力で探すのが面倒だったり、自分では目が届かないような新しい提案をして欲しい時、kibiroは有能なパートナーとなってくれるのでしょう。

このように、人それぞれの好みや傾向を把握して提案、会話するという機能は、個人での利用だけでなく、会社・法人での利用にも役立てられるように考えられています。

例えば、書店で、膨大な本の中から、読んだら気に入るであろう、まだ見ぬ1冊を探して提案してくれたり、お客さんの要望を聞きながら商品を提案してくれる営業マンとして活躍することも期待されています。

また、ホームページの紹介ムービーを見ると、kibiroと人が会話だけでなくメールでやり取りをするシーンが出てきます。

これは、見方によっては会話の認識能力が不十分と見えるかもしれません。しかし、例えば新しいお店を探して欲しいときなどは、文字で明確に情報を送ったほうが確実です。kibiroからの情報も、文字や画像データでもらえたほうが便利という場面も多いでしょう。

また、家にいるkibiroと、メールで遣り取りをすることで、外出先からもkibiroのサポートを受けられるという利点があります。

あえて2足歩行にしていない点と同じように、あえて声での会話だけに機能をまとめず、従来からのメールも使えるようにしたことで、「最新の技術・機能」だけにとらわれない、本当の便利さを追究したロボットといえるかもしれません。

Kibiroの活用事例

実際にKibiroを活用することによって、どんな用途に活かせるのか具体例をいくつか見てみましょう。

まずは家族との遠隔コミュニケーションです。地方で暮らす両親にKibiroをプレゼントし、Kibiroを通じて両親が元気に過ごしているかを把握することができます。また、子どもが学校から帰宅する夕方から夜にかけて、親が仕事で不在のときなどにもKibiroで帰宅確認が可能です。

いつでも家族と過ごす時間を増やしたいものの、日々の仕事に追われていると物理的、現実的に考えて常に家族の側にいてあげることは難しいものです。そこで、Kibiroをうまく活用することによって家族とのコミュニケーションが増え、仕事と子育てを両立する手助けをしてくれるはずです。

このほか、Kibiroには行動アドバイスという機能も用意されています。行動アドバイスとは、忘れそうな予定があるときにリマインドをかけてくれる機能のこと。たとえば、仕事に出かける前にその日のスケジュール確認や忘れ物チェックなどに活用も可能。まるで自分自身の秘書のような役割も担ってくれます。

上記で挙げたKibiroのサービスは一般ユーザー向けの機能ですが、企業や団体向けに提供されている「Kibiro for Biz」という機能もあります。これは受付用にKibiroを活用したり、展示会やショールームにおいてKibiroにプレゼンテーションをさせたりするというもの。

単に人が淡々と紹介するよりも、Kibiroにプレゼンテーションをさせることによって多くの人の目が注目されるようになるはずです。結果として、通常のプレゼンテーションよりも高い集客も見込め、成約率アップにもつながっていくことでしょう。

このほか、Kibiro for Bizにはアンケート収集や接客データの蓄積など、ビジネスに特化した機能を実装しています。

見守りKibiroはサービス終了が発表された

遠隔でのコミュニケーションなどを行う個人向けのKibiroは「見守りKibiro」ともよばれていますが、実は2019年8月いっぱいで新規受付を終了、そしてさらにその翌年となる2020年8月にはサービス自体の終了も決定しました。

そのため、現時点で一般ユーザーがKibiroを利用することは難しいといえるでしょう。また、仮に手に入れたとしても、利用できる期間は非常に限られてしまうため注意が必要です。

個人向けのサービスは提供を終了してしまいますが、法人向けには今後もサービス提供が続く予定です。日本では現在働き方改革が進められており、長時間労働の削減が急務です。しかし一方で、具体的にどのような方法で業務量を削減していけば良いのか分からないという企業も少なくありません。

Kibiro for Bizというサービスは、これまで人間が行ってきた作業を自動化または効率化することが可能になります。実際に受付に立つ従業員のなかには、一日に何度も同じ質問を受け、その都度回答しなければなりません。

しかし、Kibiro for Bizであれば定型化が可能な仕事はどんどん定型化していき、最後に残るイレギュラーな判断のみを人間に任せるといったことも可能になるはずです。

個人向けの見守りKibiroがサービス提供を終了することは大変残念な結果ですが、一方で接客支援ロボットは今後も活用されるほど高い需要が期待されます。もし自社の働き方改革を進めていきたいという担当者や経営者の方は、ぜひKibiroの導入・活用を今後検討してみてはいかがでしょうか。

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