日本は出遅れ感が否めないAIスピーカーですが、いよいよこの夏に日本での発売が開始されます。提供するのは、あのLINEです。
AIスピーカーとは?
スマホに続く第二の端末として普及が期待されているAIスピーカー。
いわゆる音声アシスタントと言われるもので、人工知能が搭載された音声スピーカーです。
「今日の予定は?」と尋ねるとスマホのカレンダーに登録してあるスケジュールを教えてくれたり、音楽を流したり家電の操作ができる、といった便利な秘書のような存在です。
米国ではアマゾンエコーやグーグルホームが売り出され、アマゾンエコーはすでに爆発的な人気となっています。
日本での販売を各社が検討しているとのことでしたが、ここへきてLINEが発売を発表しました。
LINEのもくろみは?
LINEが6月15日に発表したAIスピーカーには、ネイバーとの共同開発を行っているAI「クローバ」が搭載されています。
LINEのサービスと連携したAIスピーカーになるそうで、どういった機能が搭載されるのか興味をそそりますね。
AIスピーカーは決まった規格があるわけではないので各社がそれぞれの規格で商品を開発しています。
買い手にとっては複数の選択肢があるわけですから、売り手の競争は激しくなることが予想されています。
そのなかでもLINEは既存のLINEサービスが爆発的にユーザー数を伸ばしており、それらのサービスとの連携が出来るという独自の強みを打ち出した格好です。
今後、AppleやAmazon、Google各社が日本での販売を始めるかもしれませんし、マイクロソフトもAIスピーカーを発売する方針を発表していますので、どの企業がシェアを伸ばしていくことになるのか、今後の動向には目が離せません。
3つのデバイスを発表
LINEが今回発表したAIスピーカーは、何と3種類もあります。
WAVE、FACE、CHAMPの3つです。
WAVEは円錐型のシンプルな黒いスピーカーです。
FACEはディスプレイが搭載されています。
CHAMPはLINEのオリジナルキャラクターを模した愛嬌のあるデザインです。
このなかでWAVEは2017年の秋に15000円の価格で発売が予定されています。
夏に行われる先行販売では10000円で入手できるそうです。先行販売時は音楽再生の機能がメインで機能に制限があるそうですが、秋の販売時にはアップデートされ正式版と同様の機能が使えるようになるそうです。
CHAMPは冬に発表が予定されており、LINEでおなじみのブラウンとサニーのかわいらしいプロダクトになっています。この対応は外に持ち運びができるようになっているそうなので、若い世代を中心に人気を集めそうですね。
FACEはディスプレイ搭載で、レシピを動画で見るといった使い方もできます。
まとめ
パソコンでもテレビでもない新たなデバイスとして家庭に受け入れられるかどうか、というところですね。こちらもCHAMP同様、冬には発売されるようです。