アメリカのワシントンDCにあるショッピングモールで警護ロボットが自殺したと話題になっています。
「ロボットが自殺」と聞くとSF小説的な連想をする人もいるのではないでしょうか。
SNSを通して世界中で話題になっているこのロボット身投げ事件の真相に迫ってみました。
ロボットが自殺??
施設内の池に身を投げた状態で見つかったのは「K5」という警護ロボット。
ショッピングモールに導入されてまだ1週間ほどしかたっていなかったということです。
池は噴水になっており、池のふちには階段が数段設けられています。K5はこの段差部分から池に転落したようです。
Knightscope社製のこの警護ロボットは身長が約153センチで小柄な女性くらいの高さがあるので結構な大型のロボットです。体重は136キロもあります。
普段は施設の中を動き回り、異常があれば警備室や警察に通報する仕組みになっています。
見た目は白いロケットのような円柱の先の細くなった形をしていて、人くらいの大きさのあるこのロボットが、日夜ショッピングモール内を徘徊しているのかと思うとちょっと不気味な気もしますね。
K5ってどんなロボットなの?
不気味と言えば不気味ですが、見方を変えればスターウォーズのR2-D2に似たかっこいいロボット警備員が街の治安を守ってくれている、とも言えます。
周囲を360度撮影するHDカメラや4方向の音声マイク、近接センサーや対象物の移動距離や速度をはかることのできるセンサーが搭載されています。
挙動がおかしかったり攻撃的な身振りを察知すると通報して犯罪を防いでくれるのだとか。
日本ではまだ馴染みのない警護ロボットですが、自律走行型のマシンへの期待は高く、Knightscope社は、日本の企業からも出資を受けています。
今年3月にNTTドコモ・ベンチャーズが、NTTグループの安心・安全にかかわるビジネスや機械が情報を通信し合う技術への貢献を期待して出資を決めたようです。
Knightscope社は東京オリンピックを商機ととらえているという話もありますが、日本での展開は今のところ未定です。
K5はなぜ身投げを?
ショッピングモールの池になぜK5が落ちていたのか、原因はまだ明らかにされていません。
ロボットが自ら入水したように見えることから「自殺」と話題になっていますが、何者かによるいたずらとの見方も出ています。
135キロもあるロボットを誰かがいたずらして水に落としたのでしょうか?だとしたらHDDにしっかり録画されているような気がしますよね。
K5の事故は、つい最近にも起きておりシリコンバレーで酔っ払いがK5を転倒させると言う事件が起きています。
そのときはK5が自ら警察に通報を行って犯人を捕まえることができたのだとか。
K5による職務放棄なのか?それとも何者かによる悪戯か?
まとめ
気になるところですが、もし池ではなく階段やエレベーターに倒れ込んで、そこに人がいたとしたら大参事になっていたとも考えられます。
真相が気になるところです。
[…] 池に身投げしてしまった警備ロボットのようにならないよう、安全に職務をまっとうできる環境作りが求められるでしょう。 […]