認知症ケアの取り組みで話題のテレノイドってどんなロボットなの!?

テレノイドとは、一言でいうと抱っこして会話する人型アンドロイドです。

なんといっても見た目が非常に特徴的でインパクトがあり、「怖い」、「気持ち悪い」、「スケキヨみたい」ともいわれていますが、中にはかわいいと感じている人もいるようです。

まずはその個性的な見た目を動画でご覧ください。

いかがですか。インパクト絶大ですよね。

赤ちゃんくらいの大きさで、顔は真っ白。手足があるようでない・・・。

この「テレノイド」とは一体何のために生まれたロボットなのか?なぜこのような見た目をしているのか?今回は多くの方が気になるポイントをまとめてみました。

この独特な外見が苦手な人も、最後まで読めばきっとテレノイドのことが好きになるはずです。

テレノイドとは

テレノイドは対話をするためのアンドロイドとして開発されました。開発者はロボット研究の権威と言われる石黒浩教授です。

タレントのマツコ・デラックスさんと共にテレビ出演をされたこともあるので、「マツコロイドを作った人」と言えばわかる人もいるかも知れません。

テレノイドは自分で喋るロボットではなく、遠隔操作で別の場所から人が話し、テレノイドを通じて利用者と対話をします。顔だちがあえて性別・年齢不詳になっているので、誰の声で話しても違和感がありません。

また、抱っこしたときにどんな体格の人でも目が合うように調節できるようになっています。

さらに、人の体になじむようにカーブした立体感なので自然な抱き心地になっています。

テレノイドは相手の顔を見て、目を合わせて、口が動く、声を発する、返事をする、顔の向きが変わる、といった立体的なコミュニケ―ションを実現します。

外見はとても怖いのですが、人とのコミュニケーションに特化するために極限まで無駄を削った結果の形のロボットと言えそうです。

テレノイドが認知症ケアでできること

テレノイドは認知症の方々のケアに利用され、注目を集めています。

2017年8月には株式会社テレノイド計画による「テレノイドケア」サービスの提供が開始されました。重度の認知症の方や自閉症の方とのコミュニケーションのために介護施設などでサービスを行っています。

専任のコミュニケーターがテレノイドを通じて会話をするのですが、子供の声色になってテレノイドが発話するため、認知症の方は本当の子供だと感じる方が多いそうです。

テレノイドに自分から話しかけたり、笑ったり、一緒に歌ったりと、表情豊かにテレノイドと対話を楽しむことができるようになるとされています。

今まで人に対して無関心だった人が、積極的に会話をするというのは大変なことではないでしょうか。テレノイドは介護を効率化させるためのロボットではありません。むしろ、介護士施設の職員にとっては仕事がふえることになります。

しかし、認知症の方の情緒安定や幸福度の向上につながるということで、このサービスは今後ますます普及していくのではないでしょうか。

テレノイドの怖さ・不気味さをなんとかしたい

テレノイドはさまざまな業界において期待が高まっていることは分かりましたが、それでも最後までインパクトが残ってしまうのがその風貌です。徐々に慣れていく方もいれば、何度も見ているはずなのに慣れないという方も少なくありません。

そんなときは、テレノイドに衣服を着用させてみるのもおすすめです。特にシャツのような衣服と帽子をかぶらせることによって、あの独特な風貌を多少は軽減できるはずです。

実際に利用しているかたの事例を見てみても、ほとんどの方がテレノイドに何らかの衣服を着用させています。ロボットのなかには放熱を邪魔してしまうという理由で衣服の着用を禁止または推奨しない企業も多いのですが、テレノイドは衣服を着用している姿がホームページでも公開されているため有効と考えられます。

テレノイドを見た子どもが泣き出してしまったり、高齢者などからの意見がある場合にはテレノイドに衣服を着用させたうえで様子を見てみましょう。

テレノイドの入手方法は?

テレノイドは一般的なロボットとは異なり、ロボットそのものを購入することはできません。基本的には全てレンタルプランとして提供されています。

ただし、レンタルで利用しているユーザーで毎月のように大量にご依頼いただき、明らかに利用頻度が高い場合においては個別に受注生産を実施し、購入の相談に乗ることも可能としています。

また、受注生産が可能となる注文の基準や頻度、または購入金額などは非公開となっているため不明です。

テレノイドは数あるロボットのなかでも独特な形状、デザインをしている製品です。そのため、まずはお試しでも良いのでテレノイドを一度使ってみて、どのような効果が得られるのかを確認することが必須です。

いきなり多くのレンタルを依頼するのではなく、まずは1〜2台程度をレンタルしてみて、何人かの人にテレノイドを抱いてもらったうえでコミュニケーションを取ってもらいましょう。介護や医療機関の現場で利用するのであれば、患者さんの表情が実際にどう変化するのかを見てみるのもおすすめです。

ちなみに、あまりにも他のロボットとは風貌が異なり、そもそもどのように扱えば良いのか分からないという方には、デモを依頼してから判断することも可能です。

テレノイドを提供している企業の担当者が直接現場までうかがうことも可能ですし、反対にテレノイドを提供している企業まで足を運んで現物を確かめることもできます。

テレノイドを提供している会社のオフィスは品川にあるため、首都圏の方であれば会社に直接行ったほうがコストも安く済ませられるかもしれません。

おすすめの方法としては、一旦担当者が数人で品川のオフィスにうかがい、自社に導入が見込めるかを判断したうえで社内向けのデモンストレーションを依頼するのが良いでしょう。その後、社内の反応を見てからレンタル可否について検討してみましょう。

テレノイドは本当に効果がある?

テレノイドは認知症患者などにとって本当に効果があるのでしょうか。これはテレノイドを導入する前の段階でよく聞かれる疑問点です。

本来、人は言葉でのコミュニケーションのほかに、ハグや握手など、人と人とが直接触れ合うコミュニケーションも行っています。そして、それらはいずれも言葉でのコミュニケーション以上に精神的な安定をもたらすものです。

ロボットとの会話は、たしかに楽しかったり癒やされたりといった効果も見込めるのですが、やはり直接触れ合うコミュニケーションには負けてしまうものです。

しかし、テレノイドはこの触れ合うコミュニケーションというものを可能にしました。人間が抱えたときにフィットする独特の形状として、今のテレノイドの形が完成したといわれています。

それほどコミュニケーションというものを突き詰めて考えられたのがテレノイドというロボットです。

そのため、認知症患者や精神的な病を患っている方にとっては、精神的安定をもたらす効果が高いと考えられます。まずは短期間でも良いので、実際にテレノイドをレンタルしたうえで利用する方の感想や表情の違いを確かめてみてください。

まとめ!

たしかに最初は抵抗を感じてしまうかもしれませんが、実際にテレノイドをレンタルした方の多くはすぐに慣れ、スムーズなコミュニケーションが可能になったという声も多くあります。それほどテレノイドは精神的な安定に一定の効果が期待できるロボットです。

 

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